◆ ガーデンシティー＝メルボルン
メルボルンは、ガーデンシティーとよばれるほど、公園や緑の樹木の多い
都市です。
大きな道路の脇には、必ずといっていいほど街路樹が植えてあります｡
一番の中心街であり、シティーと呼ばれるビル群のすぐそばまで、緑の
パークが広がっています｡街全体は、レンガや大理石を使った古い建物
が多く、ヨーロッパ調の落ち着いた街並みです。
宮崎アニメ「魔女の宅急便｣のモデルは、このシティーだといわれています。
メルボルンは、オーストラリア第２の大都市でありながら、安らぎや
うるおいを感じることのできる街なのです。
車で１時間も走れば、もう、広々とした牧場やきれいな海のリゾートへ行く
ことも出来ます｡もちろん、野生動物にも会うことが出来ます｡
大自然と共存した都会といえるでしょう。ですから、とても住みやすい街
です。
◆ グレートオーシャンロード
グレートオーシャンロードは、メルボルンの名所の
ひとつです。夏になると、メルボルンの街中に住ん
でいる人々は、海遊びや観光で、この地へ向かい
ます。
ここには、荒々しい波によって侵食された奇岩や
海岸線が、自然の芸術のように配置されています。
← 「１２人の使徒」と呼ばれる奇岩群は、午前と午後
に見せる顔が全然違い、どちらも目を見張る美しさ
です。
ここは、宮崎アニメの「紅の豚」の舞台にもなった所
です。
◆ 住めば都・楽しい我が家
我が家も上の写真の手前のパークをもう少し手前に来たところで、都会の
真中に住んでいます。でも、自然のすばらしい所です。
◎きれいな空
キッチンから見えた朝焼けです。
木立の黒い影とのコントラストが素晴らしかった
ので、思わずシャッターをきりました。
メルボルンに来てから、ショッキングピンクに近い
夕焼けや朝焼けの色があることを知りました。
絵の具で描いたような美しい色です。
◎夕方、通り過ぎるもの？
夏になって、夜が来るのがグー〜んと遅くなりました。日の入りは、午後
９時頃です。
毎日決まって午後８時半頃、ベランダの向こうからの大きな木から、緑色した
大きなセミが、体に負けないとびきり大きな声で鳴きだします。
「ジー〜ッ！ジー〜〜〜ッ！」
セミは、何匹か一斉に鳴き出すんです。窓を閉めないといられないくらいの
声です。
それから、１０分くらいすると、空を横切る黒い影・・・？。
あっちにも、こっちにも。大きなカラスかな？
じっと空を見ていると、やっとわかってきました。
鳥ではありません。
コウモリです。
上の写真のパークに
住んでいる大型の
コウモリ。
フルーツバットです。羽根を広げて飛んで
いる様子は、本当に、
コウモリ傘のラインと同じなので、感心してしまいます。
その数の多さにも驚かされます。
我がマンションの上空と脇を流れるヤラ川の上空を、
ひっきりなしに飛んで行き、３０分くらいは、途絶える
ことがないんです。
何百匹という数だと思います。
夜行性なので、夕方から狩に出かけるのでしょうか？
◎めったに来ないお客様
めったに来ないけど、来るとうれしいお客様は、やはり夜に現れます。
窓の外のベランダの壁を伝って、スルスルッと
かけ抜けていきます。
あれ？ネコかなと思って、よく見ると、しっぽの根元が
もっと太くて、足も太い感じです。
それは、木登りの上手なポッサムです。
我が家は４階ですが、ポッサムは、いとも簡単に
我が家のベランダから、直角に壁を伝って、５階の
ベランダに向かって登って行きました。
私は、ただただ、見とれるばかりです。
◆メルボルンの目玉商品！
それは何と言っても、
「ペンギンパレード」でしょう。
シティーの南西に位置する
フィリップアイランドでは、野生の
ペンギンが、集団で生息している
地域があります。そこでは、毎夜、
日暮れとともに、カワイイ「フェアリーペンギン」
が、海からヨチヨチとあがって来ます。
ペンギン達は、朝早く海に出かけ、日が沈む
とねぐらへ帰ってきます。
その姿が、なんともいえず、かわいいので、
メルボルンの観光の名所になっています。
◆ 学校の周り ＜Ｗｈａｔ’ｓ Ｎｅｗ＞
今、学校の周りは、
ガムツリーの花で満開です。
ガムツリーは、コアラの
好きなユーカリのことです
が、その種類は５百種類以上
にも及び、そのほとんどが
オーストラリア大陸にある
そうです。
ガムツリーの花のみつが
大好きで、学校の周りの
木に訪れては、
ぎゃ〜ぎゃ〜騒いでいる
のが、「レインボーロリキート」です。
小型のオウムの仲間です
が、声とは反対に、
とても美しい羽根を
もっています。
何羽もの群れで行動しています。
